FX取引を始めたばかりの方の中には、スワップポイントって何だろう？と疑問に感じている方も多いかもしれません。
スワップポイントは、通貨ペアを保有する際に発生する金利差を基にした収益や費用のことです。
初心者の方は、「どうしてこんなに複雑なの？」と感じるかもしれません。しかし、ご安心ください。
このブログ記事では、スワップポイントの基本から丁寧に解説します。まずは、スワップポイントの基本的な仕組みを理解し、その計算方法や具体的な例を挙げて説明していきます。
この記事を読むことで、スワップポイントに関する不安や疑問が解消され、自信を持ってXMでの取引を進めることができるようになります。
XM スワップポイントの基本概要
スワップポイントとは何か
スワップポイントとは、FX取引において通貨ペアを保有したまま翌日以降に持ち越した際に発生する金利差調整額のことを指します。
例えば、金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売ると、スワップポイントという形で収益が発生します。
逆に、金利の低い通貨を買い、金利の高い通貨を売ると、スワップポイントの支出が発生します。
XMのスワップポイントの特徴
XMでは、スワップポイントはニューヨーク市場のクローズ時点で発生します。
これは、日本時間では夏時間で午前6時、冬時間で午前7時に相当します。
また、XMでは水曜日から木曜日※にポジションを持ち越すと、土日の分も含めた3日分のスワップポイントが一度に計算される「スワップポイント3倍デー」があります。
※現物の株価指数、仮想通貨CFD、現物エネルギーに関しては金曜日になります。
XMのスワップポイントは各通貨ペアごとに異なり、主要通貨ペアのスワップポイント一覧は以下の通りです：
- USD/JPY（米ドル/円）：買いスワップ 1,200円、売りスワップ -2,905円
- EUR/USD（ユーロ/米ドル）：買いスワップ 163円、売りスワップ -1,096円
- GBP/JPY（ポンド/円）：買いスワップ 2,029円、売りスワップ -3,631円。
スワップポイントは市場の金利や為替レートに影響を受けて日々変動するため、定期的にXMの公式サイトや取引プラットフォームで最新情報を確認することが重要です。
XM スワップポイントの計算方法
スワップポイントの具体的な計算式
スワップポイントは、保有する通貨ペアの金利差に基づいて計算されます。基本的な計算式は以下の通りです：
スワップポイント=(１ポイント/為替レート) × 取引数量(ロット) × ポイントでのスワップ値
この計算式を用いることで、1日あたりのスワップポイントを求めることができます。
例えば、ユーロ/米ドル（EUR/USD）の通貨ペア（為替レート：1.0895(EUR/USD)）を50万通貨（5ロット）保有し、スワップ値が0.15の場合、計算式は以下のようになります：
スワップポイント=(0.00001/1.0895) × (500,000 × 0.15)
この場合、ユーロ/米ドル（EUR/USD）のスワップポイントは1日あたり約€0.69となります 。
ただ、為替レートの確認や、スワップポイントの確認を行って計算を行うのはやや手間がかかります。
XMでは、スワップポイントの計算を行ってくれるツール（スワップ計算機）を無料で提供していますので、活用すると良いでしょう。
XM スワップポイントの活用法
長期保有でのスワップポイントのメリット
長期保有によるスワップポイントの最大のメリットは、安定した収益を得られることです。
特に、高金利通貨を長期的に保有することで、毎日スワップポイントを受け取ることができます。
例えば、ユーロ/トルコリラ（EUR/TRY）などの高金利通貨ペアを長期保有することで、金利差に基づくスワップポイントを継続的に受け取ることが可能です。
具体的な例として、ユーロ/トルコリラ（EUR/TRY）を1ロット（10万通貨）保有した場合、1日のスワップポイントが約2,984円とすると、1か月で89,520円、1年で1,074,240円のスワップポイントを受け取ることができます。
このように、長期的にポジションを保有することで、スワップポイントによる収益を積み重ねることができます。
XM スワップポイントに関するよくある質問
スワップポイントの受取と支払いのタイミング
スワップポイントは、保有するポジションを翌日に持ち越す際に発生します。
具体的には、ニューヨーク市場のクローズ時点である日本時間の午前6時（サマータイム期間中）または午前7時（冬時間期間中）を跨いでポジションを保有した場合に、スワップポイントが計算されます。
スワップポイントの受取や支払いは次のように行われます：
- 受取の場合：金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売ると、その金利差に基づいてスワップポイントがプラスとなり、取引口座に追加されます。
- 支払いの場合：金利の低い通貨を買い、金利の高い通貨を売ると、その金利差に基づいてスワップポイントがマイナスとなり、取引口座から差し引かれます。
また、XMでは水曜日から木曜日にポジションを持ち越すと、土日分を含めた3日分のスワップポイントが一度に計算されます。
この「スワップポイント3倍デー」には注意が必要で、スワップポイントの受取額が3倍になる一方で、支払額も3倍となります。
まとめ
この記事では、XM スワップポイントについて解説しました。
スワップポイントは、FX取引で通貨ペアを保有したまま翌日に持ち越すと発生する金利差調整額です。金利の高い通貨を買うと収益、低い通貨を買うと費用が発生します。
XMのスワップポイントは、日本時間の午前6時（夏時間）または午前7時（冬時間）に計算され、水曜日から木曜日に持ち越すと3日分が一度に計算される「スワップポイント3倍デー」があります。
スワップポイントの特徴を理解して、取引を行う通貨ペアやトレードスタイルを考えましょう。